ヴェルルのアトリエ

ポケモンというゲームをダブルバトルというルールを中心にプレイしている者です。一人でも多くのダブルプレイヤーを目指す人の役にたてたら嬉しいです。

ダブルバトル入門編 その8

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シングルバトルで受けループを使うことがちょっとした趣味です。どうも中の人です。

いやー、サニーゴの色違いうまれませんね。誰かください。いえ、半分冗談です。

※書き終えた翌日に色夢ガラルサニーゴ出しました。やったね!

さて本日は新ダブルバトルで注意すべき並びとポケモン一覧です。以前紹介したときから環境も大きく変わっており、最近興味が出た人にはあの一覧は遅すぎるので更新させて頂きます。ではまず並びやコンボから。

 

バンドリ
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最強of最強。とりあえずパーティに入れておけば強いお手軽コンボ。この対策をできてないパーティは負けても文句が言えないというほど流行してしまっている極悪なやつらです。

バンギラスの特性 すなおこし ですなあらし状態にしてドリュウズの特性 すなかき で上から殲滅していく並びです。バンギラスもただのすなおこし要員でなく、凄まじい耐久と火力を誇る立派なアタッカーです。パーティの2匹で完結し、どのパーティにも無理せず入れる事ができるまさにお手軽最強キット。

格闘タイプの採用は勿論、天候の書き換えや水タイプの採用が主な対策となります。

 

晴れパーティ
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フシギバナの追加は大きかった。コータスの特性 ひでり でひざしがつよい状態にしてフシギバナの特性 ようりょくそ を発動。上からねむりごなを使ったりリーフストームでの殲滅。コータスはあくびやステルスロックなんかの優秀な変化技を使えるのも大きく、サポート要員としても扱えますが、対峙したときどうしても警戒してしまうふんかの存在はフシギバナを攻撃したい気持ちを鈍らせます。ひでりを利用したリザードンの存在も大きく、油断できない相手です。同時に採用されるサマヨールフシギバナと相性が悪く思えますが、逆にコータスとは相性がよくフシギバナを展開した場合もトリックルーム返しでフシギバナをサポートできます。このフシギバナコータスサマヨールの構築は晴れトリルと呼ぶ分類に入り、晴れパターンと中速トリルの2パターンで戦える優秀な構築と呼べます。

天候の書き換え、炎タイプでの牽制。またはトリックルームが主な対策です。状況によって的確に処理しましょう。

 

雨パーティ
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とある大会で結果を出してから評価が変わった構築です。ペリッパーの特性 あめふらしカマスジョーの特性 すいすい でカマスジョーが無双。カマスジョーが水タイプであること。そしてインファイトを覚えることからバンドリに強く出れるのが特徴です。雨により必中となったかみなりは非常に強力で素早いサンダースが輝きます。

今後キングドラの追加があることもあり今後開拓が期待される構築です。

天候の書き換え、ちょすいやよびみずを持つ水タイプの採用が主な対策です。

 

おいかぜパーティ
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結局たまに見るんですよね、エルフーンってポケモン。おいかぜを展開して隣のポケモンが暴れるというなんとも単純な構築です。ジュラルドンのような優秀な特殊アタッカーと組み合わせて、うそなきで無理矢理相手を落とす事もできるので中々強いのは確実です。相変わらずニンフィアなんかとも相性が良く、数こそ減ったもののまだまだ現役の構築です。

エルフーンの動きを止める、おいかぜターンをまもるなのでやり過ごすのが主な対策です。

 

保険発動
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もう対策も進んでいる構築ですが決まると恐ろしく強いです。アタッカーがダイマックスを切り、相方が先制技でアタッカーの弱点をつく。じゃくてんほけんの発動したアタッカーが上から相手を倒す様はまさに進撃のなんたら。主な組み合わせはドラパルト+サマヨール、セキタンザン+ドラパルトorアシレーヌです。サマヨールはかげうちでじゃくてんほけんを発動させ、ドラパルトはなみのりアシレーヌアクアジェットを使います。

書き終えた時には重要視してませんでしたが、フワライドの特性 かるわざ とじゃくてんほけんを組み合わせたコンボが流行ってしまったのでご紹介。フワライドがダイマックス、ミロカロスがぶんまわすを使い、このゆびとまれ関係なくフワライドのじゃくてんほけんを発動させるコンボです。元々WCS2014のチャンピオンが使用してた構築ですが、先日WCS2015チャンピオンの日本人プレイヤーが使ったことで国内での流行が加速したんだと思います。

サマヨールアシレーヌにはこのゆびとまれが非常に有効ですが、アタッカーをできるだけはやく落とすのが重要で、最初のターンはどうあがいてもじゃくてんほけんを持ったアタッカーはまもるを使えません。相手にこの出され方をされた場合、こちらも仕掛けるならこのターンとなります。

 

トリックルーム
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なんだかんだ強いトリックルーム軸です。素早さの逆転は強力ですね。環境に多いパターンはバタフリー+サマヨールかイエッサン♀+ブリムオンの並び。サマヨール始動の場合、裏からドサイドンを展開し、そのターンにサマヨールがじならしを使うことでドサイドンじゃくてんほけんを発動させるコンボがあり、ハードロックも持つドサイドンが止まらなくなります。

ブリムオン始動の場合はブリムオンがキョダイマックス個体の事が多く、キョダイテンバツで理不尽な混乱運ゲーが始まります。悪いことしてないのに天罰とはこれ如何に。

控えに潜むコータスドサイドンをはじめとするトリルアタッカーに隙を見せると一瞬でパーティが崩壊します。

しかし対策は今までの並びより簡単で、そもそもトリックルームを使わせないのが最大の対策となっており、最も簡単なのはいわなだれによる3割の怯み。運しか絡みませんがむしろトリックルーム使いは3割の確率で絶対に勝てない試合があるという不安定さがあります。また、トリックルームターン中に再度トリックルームを使う事で逆転の逆転、つまりトリックルーム解除に繋がります。トリックルームが切れるととても不安定になる構築ですので、こちらは狙う価値が大きいです。

 

このゆびとまれ+積み技
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たまに当たってやっべーどうしようってなるやつです。ピッピの特性 フレンドガード は味方の被弾ダメージを抑える効果があり全体技は勿論、相手の攻撃が直撃しても味方の生存確率は高くなります。

このゆびとまれ要員を早急に落とし、アタッカーに少しでも負担をかける事が対策となっており、じゃくてんほけん発動を狙った構築同様に、こちらからの素早い対応が求められます。

 

現在の環境で見る並びは大まかにこのくらいです。マイナーな並びも入れるともう少しあるのかもしれませんが、そこは考慮しない方向で行きます。これを見て思ったより多かったか少なかったかはわかりませんが、環境が煮詰まってきた現在にも存在する並びなだけあり非常に強力となっているので無策で戦うのはやや厳しめです。

さてお次は数いるポケモンの中でこいつはヤバい。そう断言できるが先ほど紹介した並びで名前の出なかったポケモンたちのご紹介です。

 

ガオガエン&ウインディ
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役割が似ているのでまとめてご紹介します。どちらも特性 いかく を持つそこそこ耐久のある炎タイプ。ウインディはバークアウトとあさのひざしによる回復が強力ですが、こだわりハチマキを持ちフレアドライブしてくることもあるポケモンです。

ガオガエンねこだましすてゼリフやとんぼがえりといかくと相性の良い技を持ち合わせており、自身のアタッカーのサポートとして活躍します。いかくで出てくるだけで攻撃を下げ、すてゼリフで控えに戻るだけでも攻撃を下げるなんともめんどくさいこのポケモンは序盤にしっかり倒しておきたいポケモンです。

 

ミロカロス
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ガオガエンウインディが流行った事で増えた水三銃士の一人です。ちなみに残りの2匹はアシレーヌと水ロトムです。

特性 かちき はダイマックス環境の今と相性が良く、このポケモンがいるだけで相手の能力を下げるダイマックス技が使いにくくなります。だくりゅうによる命中ダウンも中々に厄介なので試合の最後に運が大きく絡む展開も少なくありません。

 

トリトドン
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特性 よびみずは増えた水タイプから味方を守るのに最適。そんな事は大体皆気付いてます。ドサイドンコータスの水に弱いトリルアタッカーと違い足が遅く水に強いのはトリルアタッカーとしても強力な点です。

 

ナットレイ
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増えた水タイプの対策に増えたナットレイさんです。サポートからアタッカーまでなんでもこなす草タイプのやべーやつ。焼却したくなりますがお決まりのオッカのみで防がれるのでめんどくさいポケモンです。

 

ミミッキュ
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シングルバトル程でありませんが5回潜ったら1度は見かけるかも?そんなポケモンです。特性 ばけのかわ を利用した安定した補助技や攻撃はどちらのルールでもさほど変わらないかと思います。

主な型はトリックルーム始動要員か純粋なアタッカー。パーティを見てどちらか判断しましょう。

 

シャンデラ
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ゴースト環境と呼ばれる現在のダブルバトルですもの。シャンデラがたくさんいたって不思議じゃありませんよね。だって強いんだもの。

トリックルーム返しのためにトリックルームを採用したり、そのトリックルームを技ふういんで使えなくしてみたりと、トリックルーム返し要員としての仕事が多いのですが、普通にアタッカーとして強いので攻撃が痛いです。

 

ラプラス
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お金を出すので帰ってほしい。そんなラプラスさんです。オーロラベールめんどくさいですね。特性 ちょすい や10まんボルトで水タイプに強いのも利点です。

 

パッチラゴン
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水タイプ多いから増えた。多分そんな雑な理由だった気がします。単純に火力が高いので対処が遅れるとかなり厄介なポケモンです。フェアリータイプが強い環境なのでドラゴン複合であることをつきたいですが、強いフェアリータイプがトゲキッスアシレーヌと弱点をつかれる関係なのもよろしくない点です。

 

 

と、注意すべき紹介してないポケモンたちはこんなところでしょうか。本当に多くのポケモンや並びが存在し、日々研究と開拓が進み環境が目まぐるしく変わっていくダブルバトルは環境についていく事が極めて困難と感じるでしょうが、使用率トップのトゲキッスは約40%で、その他のトップ10位も30%付近と、よく見る顔ぶれは大体決まっています。いくつかの要注意ポケモンを覚えておけば対処が遅れて負けたという事は少なくなってきます。

シングルバトルと違って難しそうというイメージを持たれがちですが、やっている事の本質は何も変わらず、できることの幅が少し広くなっただけです。むしろ、どう足掻いても相手の攻撃が直撃するシングルバトルの方が中の人としては困難な戦闘を強いられます。 このゆびとまれ も まもる も使えないのはとても怖いですね。

今回は環境の速見表と言うには心もとないですが、なんとなくこいつらには注意してねっていうものとなります。少しでも参考になれば幸いです。次回は何するんですかね。中の人も知りません。とりあえず何かするのでまた次回お会いしましょう。バイバイ