ヴェルルのアトリエ

ポケモンというゲームをダブルバトルというルールを中心にプレイしている者です。一人でも多くのダブルプレイヤーを目指す人の役にたてたら嬉しいです。

ダブルバトル入門編 その7

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熱心な読者というものがありがたいことに何人かいるのですが、誰もダブルバトルやってないの笑いますよね。どうも中の人です。

先日このシリーズを書きはじめたきっかけというか、お願いしてた数人の一人が久々にポケモンの配信をしていたのですが、その人がバトルしていたときに意味の薄いまもるを使っているのが印象的でした。ダブルバトルではまもるが強いという事実だけが独り歩きをして、何故まもるが強いのかそしてまもるの正しい使い方を知っているシングルプレイヤーはあまりいないのではないでしょうか。相手の攻撃を凌ぐでは30点程しかありません。

そもそもまもるという技は遅延、もしくは延命にしか繋がりません。シングルバトルではあくびやねがいごとを使った後に安全に1ターン過ごすために使われているのでこの認識は変わらないと思います。しかしダブルバトルのまもるを持っているポケモンの多くはそのような技を持っていないポケモンです。

そもそも、てだすけやじゃくてんほけんの能動的発動が可能なダブルバトルではまもるで1ターン凌ごうとしても致命傷に繋がることも多いです。致命傷に繋がる程のダメージを受ける可能性があるとしても高い採用率を誇る理由はポケモンの生存の有無が大きく関わるのが大きいです。何度も言っている通り役割遂行できるできないは勝敗に大きく関わります。
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この場面ローブシンはまもるを選択しゲンガーでトゲキッスを攻撃するという選択肢も存在します。勿論それを読む事はできるのでトゲキッス側はダイマックスを切ったりバンギラスを動かしたりができます。逆にローブシンマッハパンチバンギラスに大ダメージを与える事もできますし、トゲキッスダイマックスをしない型の場合いのちのたまゲンガーでトゲキッスに致命傷を負わせる事ができるのでトゲキッス側はまもるを搭載していた場合まもるとバンギラスかみくだくでゲンガーを倒してしまいたい場面でもあります。お互いまもるを使って盤面を解決したい前提で読み合いが発生します。

盤面の解決、と一言で言っても相手を一撃で倒す事だけでなく、次の攻撃で一撃で倒せてなおかつこちらが先に動ける状態をつくる。いわゆる相手を縛る事も含みます。これであればローブシンバンギラスを縛っていてトゲキッスローブシンを縛っていています。ゲンガーはバンギラスより先に動けますがバンギラスを倒せず、バンギラスはゲンガーを倒せますがゲンガーより先に動けません。縛られたポケモンは勿論盤面に残してしまえば倒されてしまいますので、仕事が残っているのなら交代。仕事が残ってないならそのまま倒されて控えと交代のどちらかになります。このどちらかが発生すれば盤面は解決したと言えます。ローブシンが控えに行けばバンギラスは動きやすいですし、トゲキッスが倒れればローブシンは動きやすいのです。

これが本来のまもるという技の使い方です。これが例えばこちらがドラパルト+ニンフィア。相手がキリキザン+ゲンガーだった場合ですが、キリキザンはふいうちでドラパルトを縛りアイアンヘッドニンフィアを縛っていますし、ゲンガーはニンフィアヘドロばくだんで縛っています。
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この状態でドラパルトがまもるを使ってもニンフィアキリキザンをマジカルフレイムで倒さなくてはなりません。しかしニンフィアにはゲンガーが睨みを効かせているのでニンフィアは満足に動くことができません。キリキザンきあいのタスキを持っていた場合はふいうち連打でドラパルトにも仕事されてしまうという完全な不利対面です。この状況ではまもるを使うより控えに交代する方が安全ですが、ここを知らないとドラパルトをよくわからないままふいうちで倒されてしまった悲しい展開になります。

このような意味のないまもるは単純に1ターン失う技になってしまいその後の展開をむしろ悪くしてしまいます。 

対戦脳の方には今回の盤面の解決というテーマは役割遂行とほぼ同義のものであり、役割遂行をより実践的に考えたものだという事が伝わってきてるでしょうか?ドリュウズを倒すために地面タイプや水タイプのポケモンを対面させる。これはできるだけそうしたい理想であり実際はそう上手くいかない事もあります。ドリュウズをまもるためにトリトドンが隣にいた場合は地面には水打点で圧がかかり、水はそもそもよびみずでトリトドンが吸ってしまう。このような要因が重なり役割遂行が可能かどうか、それが重要になります。まもるとはそれを補助する技であり、妨害する技です。全てのポケモンがまもるを使うわけではありませんし、常にそれに怯えろとは言いませんがこの事を覚えておくと対戦で良いことがあると思います。

今回はこのくらいで終わります。対戦続けてるといつまもるを使われるのかなんとなくわかってきたりするのでやはり感覚って大切です。上手く使えば盤面を有利にできる技ですので色々なポケモンが使うのですが、それを無効にできるフェイントという技は先制技としてはやはり強力かなと思いますがフェイントについてはまたいつか話したいと思います。

そろそろ相手に使われて困るコンボをまとめ直した方が良いのかなと思うくらい書きはじめから環境が変わってて楽しい限りです。最近はWCSに繋がるはずだった予選なんかもあり様々な人が結果を残し日々環境に大小様々な変化があるのである程度知識がないとついていくのは大変かとは思います。

それらの小細工…いえ、コンボを無理矢理崩壊させるのがブリムオンレパルダス構築なのですがね。私事ですが現在はダブルランクマ3桁勢として遊んでいます。レート換算すると時期と順位を考えると1750辺りなんでしょうか?久しぶりに2桁も見てみたいですし頑張らなくてはと思いつつ、めんどくさくてサボってしまうという…。

どのみちこの順位じゃまだまだ教わる立場なのですが、生意気にブログは続けていきたいと思います。ということでまた次回も読んでくださると嬉しいです。バイバイ