ヴェルルのアトリエ

ポケモンというゲームをダブルバトルというルールを中心にプレイしている者です。一人でも多くのダブルプレイヤーを目指す人の役にたてたら嬉しいです。

ブリレパの教え

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戦術とは、一点に全ての力を振るう事である。ナポレオンの言葉らしいです。どうも、中の人です。

さて本日は、ポケモン剣盾ダブルランクマッチシーズン4瞬間8位を達成した軸、ブリムオン+レパルダストリックルームパーティ、通称ブリレパのご紹介をしていきます。
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構築経緯

シーズン4はポケモンホームで参入したポケモンや新たなキョダイマックスを使うことができるシーズンでした。なので当初はキョダイブリムオンの混乱とトリックルームによる素早さの逆転で理不尽を押し付けるパーティを組もうとしたのが最初でした。しかし混乱による運ゲーの押し付けにより、むしろ、こちらのポケモンが落ちてほしかったタイミングで自傷ダメージを受けてトリックルームターンを無駄にしてしまう事が多々あり断念。ブリムオンを通常にしたのがこちらのパーティの起源です。
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素早さの逆転という点から伝わるかと思いますが、追い風パ相手には無類の強さを発揮します。シーズン3では多かった構築ですのでこちらは対策する必要がありました。
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追い風パと同じく数が多かったバンドリ。こちらは追い風パよりはやく動ける場合が多い事と天候を変えれる事が大きな利点です。無論対策無しで勝てるほど甘くはありません。自分が使えれば楽でしたが、中の人はバンドリを動かすのが究極的に苦手だったので、使うという選択はありませんでした。
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シーズン4を戦う上で前半特に注意を払う必要があったポケモン、キョダイラプラス。高い耐久を誇る壁軸と戦うためにはそれを越える火力とある程度の耐久が必須です。種族値的にも努力値的にも素早さを犠牲に火力と耐久を得たトリックルーム軸は条件がピッタリ一致しました。そこまで考えて考えて組んでませんでしたが、軸を変えなかったのはこれも大きいです。

これらのパーティはじめ素早いポケモンが多かった環境ですのでトリックルーム軸は使っていく価値は大きいと考えました。

数あるトリックルーム始動の中でブリムオンとレパルダスを選んだ理由ですが、まずトリックルームを使う上で脅威となるのがトリックルーム始動要員を止められる事です。主な手段としてねこだましによる怯み、ちょうはつによる変化技封じの2つです。メンタルハーブを持たせる事でこれらを防ぐ事もできますが、それではフィールドに華がない。というのは半分冗談で、それを考慮した上でブリレパ最大の利点を生かす事を選びました。ブリレパの利点はフィールドの2匹を動かすとはいえ、先制でトリックルームを展開する事ができる所です。

従来のバタヨールとの差別点ですが、まずはトリックルーム返しを相手にした時の対処の楽さ、トリル下で優秀なアタッカーがトリル始動に絡んでいる事です。トリックルーム返しのために入れられているポケモンサマヨールシャンデラブルンゲルととても分かりやすいポケモンの場合が多いのですが、トリル側はこちらがトリックルームを展開するかどうかの読み合いが発生してしまいます。これがブリレパの場合ブリムオンが普通にトリックルームを展開して、トリックルーム返しをされたとして。ターンの最初に行動できるのがいたずらごころ補正の乗ったレパルダスの場合が多いのですが、まねっこは発動した直前の技をコピーする技なので相手の使ったトリックルームをほぼ確定で使用できます。これを理解していないプレイヤーはそのままドツボにはまってゲームセット。理解しているプレイヤーでも対処が難しく相手に部の悪い賭けを強いる事ができます。これら事からブリレパを使い続ける事を決めました。

 

パーティ構成

ブリムオン
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このパーティの主軸の1匹にして唯一のトリル始動要員のブリムオン。このポケモンへの負担はとんでもない事になっています。特性のマジックミラーはちょうはつを跳ね返せる利点こそありますが、すてぜりふを受けると自分がダイマックスしていても控えに引っ込むので、通常特性を視野に入れた事もありますが、2桁順位で戦っててもブリムオンにちょうはつを使ってくるプレイヤーがいたので、にわかプレイにラッキーヒットをさせないために特性は夢を採用。

ブリムオンの有名な技構成はおそらく、ギガドレインをマジカルフレイムにしているものですが、コータスと役割が被る事と地面タイプや水タイプの方が対処したい場面が多かったのでギガドレインを採用。BではなくDに4振ってるのは自分でも謎です。

 

ネギガナイト
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ガオガエンをメタるために投入されたポケモンですが、貢献度で言えばかなり高いポケモンです。特性、きもったまは特性いかくによる攻撃ダウンの影響を受けず、ガオガエンへの対策として必要な要素を持ち合わせていました。リーフブレードギガドレインと同じ理由での採用。候補としてつじぎりがありますが、悪タイプでわざわざ弱点をつきたい場面が少なかった印象でした。

フェイントはダブルで非常に強い技でして、相手がまもるを使ってきた場合これを解除することができるので、相手の甘えたまもるをただのディスアドに変える事ができます。ただの先制技としも使えるのでフェイントの重要性は高いです。

 

コータス
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  • 特性 ひでり
  • 持ち物 もくたん
  • 性格 れいせい
  • 実数値と努力値 H177(252) B160 C150(252)  D91(4) S27
  • 技 ふんか/ソーラービーム/だいちのちから/まもる

トリル下エースです。構築当初から採用していたポケモンですが、やはり先制で繰り出されるふんかのパワーは桁違いで、並の耐久で受けきれません。コータスのふんかとブリムオンのマジカルシャインを連打して制圧する場面も多かったです。だいちのちからは、ウインディ等の炎タイプのポケモンが来た時に詰んでしまう事を懸念して採用。シンプルに強いポケモンとなってます。

 

ドサイドン


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構築後半から採用されたポケモンですが、やはり安定の強さを誇るポケモンです。特防に厚く振ることで特殊技もある程度耐えることができるように調整。余りをAとBに回してあります。かみくだくの採用ですが、ダイマックスをしていない時に防御ダウンの可能性があるので採用していますが、フェアリー意識にどくづきを採用するのも強いと思います。

 

カビゴン
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ドサイドンがいない時の名残の技構成となっているのは一度置いておいて。このカビゴンは以前お話しした総合耐久重視の努力値振りになっています。ブリムオンがダイマックスできない条件というのがいくつかありまして、その時裏に置いておくとはらだいこから高い火力とキョダイサイセイによる回復でゲームエンド級の活躍を見せてくれます。

ノーマル技ですが、火力重視してギガインパクトを採用してますが、バンギラスにキョダイサイセイを撃つ場合ですら威力140のすてみタックル元のキョダイサイセイで打ち勝てるのでダイマックス解除後も使いやすい、すてみタックルでも良いかと思います。

サブウェポンは地面技は確定しても良いかなと思ってますが岩技よりは氷か電気を採用しても良いと思います。

 

レパルダス
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ブリムオンの相棒レパルダスですが、このポケモンの行動のほとんどはまねっこです。ブリムオンのダイウォールをまねっこでトリックルームに変換。トリル返しに対してまねっこで上からトリックルームの展開。これらができるのはレパルダスのみだと思います。

うそなきとイカサマを覚えるのもとても強く、イカサマは襷潰しにも使えますが大体のドラパルトを確定1発まで持っていく事ができる技で、うそなきはブリムオンやコータスの補助として優秀な技です。

ルームサービスを見て珍しいと感じる人がほとんどだと思いますが、くろいてっきゅうを持たせると素早さが常に半減になり大体50になるのですが、ルームサービスの場合トリックルーム展開後に素早さが一段階下がるという仕様なのでトリックルームを展開するまでは99のままになります。これに何の意味があるかと言うと、大体のガオガエンはSを削っており、速くてもおいかぜ下最速アイアント抜きの88までなので、素早さ実数値を99にしておくことで、開幕のねこだましの撃ち合いでガオガエンに勝つことができ、なおかつトリックルーム展開後に素早さを下げ、上から行動できる確率を上げることができます。

 

基本選出

先発 ブリムオン+レパルダス

後発 コータス+ネギガナイト

初手からブリムオンにダイマックスを切り、ダイウォール。レパルダスでまねっこを使いトリックルームを展開。というのが基本の動きです。

ねこだましを使うポケモンが見えたらレパルダスねこだましでそのポケモンを止め、ブリムオンがトリックルームを使用。ブリムオンであれば、大体の攻撃は一発耐えるのでそこから持ちなおしましょう。

8割以上この組み合わせで戦ってますが、割とこれで安定します。

 

VS優先度+1~2使い

優先度+1の技を使うポケモンはこのコンボの天敵です。特にエルフーンこのゆびとまれトゲキッスにはダイウォール→相手の変化技→まねっこの順にされてしまい、相手のコンボの“ついでに“防がれてしまいます。ねこだましを使うポケモン同様レパルダスねこだまし+ブリムオンのトリックルームで展開していきましょう。

 

VS晴れパ

晴れパはエルフーンを始動に使っている場合もありますが、コータスのひでりを利用する事も多いです。この場合は先発は変わらず、後発にドサイドンコータスが多いです。

 

最後に

瞬間8位を達成できたのは確実に僕の実力でなく運が大きいです。感想としては、完全に別世界だった。この一言に尽きます。もう完全に実力に差がありすぎました。足がすくむような戦闘が多く、楽しめたのと同時に実力不足を痛感させられました。

そんな僕に一瞬でも夢を見せてくれたポケモンたちには感謝しかありません。

そして最後まで読んでいただきありがとうございました。剣盾シリーズで一番好きなトリル軸なので今後もブリレパは使っていくと思うので、またなにかまとめるかもしれません。ではまた次回お会いしましょう。バイバイ!